成人病について
成人病と生活習慣病
もともとは成人病と呼ばれていた疾患が、大きな二つの原因で、生活習慣病という呼び名に変わりました。一つは多くの疾患が、患者それぞれの環境(生活習慣)の改善によって、未然に防げたはずだと言う事です。
一般的には、症状が出始めてから、生活習慣の改善を図る事が多いですが、現在では、現代人の様々な生活習慣を見直し、それぞれの疾患にかかるリスクと避けられる方法が考えられています。生活習慣病という名前は、大事な事はどうしても避けられない病気ではなくて、防ごうとすれば防げる、症状を改善しようとすれば出来るという状態になったという意味です。
但し、本来持つ、成人病の意味や内容を大きく変えるものではありません。成人病の発症を防ぎ、また症状を改善するために、主に生活習慣病という言葉が使われる事が多くなったと言うだけなのです。以前は、日本人の死因の最上位にいた、がん、脳卒中、心臓病などの原因が加齢だと考えられていましたが、その為、避けられないもの、という感覚が強かったのです。
しかし、早期発見で治療出来たり、環境を改善して、症状が良くなったりする事がわかりました。加齢のみならず、環境による要因も大きいと考えられ始めたからです。死亡に至る病気の多くが予防できるという考え方で生活習慣病と呼び変えられましたが、一方、加齢によるリスクは残っています。成人病は、早期発見、早期治療、生活習慣の改善等で、ある程度のリスクを避けられるのです。