三大成人病 悪性腫瘍
がんというと、現代人の病気と一般的に考えられがちですが、歴史は古くヒポクラテスが乳がんの広がる様子を古代ギリシャ語で蟹と表現したところ、その後のラテン語訳で星座と同じかに座(Cancer)と名づけられています。
がんは、悪性腫瘍、悪性新生物などとも呼ばれますが、数ある腫瘍のなかでも、増殖や転移を繰り返すものを指しています。がんの特性ともいえる、異常な増殖は通常の正常な細胞であれば、ある程度の制御が働いて、分裂や増殖をしすぎない状態を保っているのに対し、制御機能を失い、無制限に分裂、増殖、ひいてはがん自体の転移につながるものです。前述の通り、がんは古くから知られていましたが、その病気のメカニズムや治療に対しては、長い間研究が繰り返されてきました。
オンコロジー(腫瘍学、がん研究)は古代ギリシャ語に由来し、古代ローマでも引き続きがんが発生する原因を特定する研究が続けられます。遺伝説、ストレス由来、毒(化学物質)由来、またウィルスとがんの研究も20世紀になり行われました。現在、がんの発生原因を特定する事は完全にはおわっていません。
一般論として遺伝子上での異常(突然変異)により起こるのではないかと言われています。ただし、がんの発生を引き起こすであろうというリスクはある程度予想されていることから、遺伝などの要因を除く、日々の生活習慣から、そのリスクを取り除く努力や方法を薦めています。
WHOが警鐘する生活習慣のリスクでは、確実に関連付けられる喫煙、間接喫煙、過体重、肥満、飲酒などの生活習慣があります。また、関連が大きいと言われるものでは、塩分の過剰摂取や、動物性脂肪の過剰摂取、熱い飲食物などがあります。