三大成人病 悪性腫瘍
喫煙、受動喫煙とがん
たばことがんの関連性について、長い間研究やデータを解析することが行われてきました。最近では、たばこを吸う人のみならず、たばこを吸う人の周りで生活している家族ががんにかかる可能性も否定できなくなってきました。
喫煙によるがんのリスクの原因としては発がん性物質などの有害物質によるものです。これは、喫煙者はもちろん、受動喫煙として喫煙者の煙から喫煙者以外が煙を取り込んだ場合にも起こります。
まず、喫煙によって起こるまたは、喫煙と関連性があるがんの発生部位としては、口腔、咽頭、食道、胃、結腸直腸、肝臓、膵臓、喉頭、肺、子宮頸部、卵巣、膀胱、腎臓、骨髄性白血病などです。肺がんはもちろん、喫煙と最も関連性のあるがんとして最も知られています。喫煙者のみならず、受動喫煙によっても、肺がんのリスクはあがります。
そして、先に挙げた発がん性物質を体内に摂取することにより、肺以外の部位でもがんのリスクがおこります。中でも膀胱がんは明確にリスク要因が喫煙と確立されたがんです。腎細胞がんも喫煙と肥満が確立されたリスク要因としてあげられています。
一般的に、喫煙者のがんリスクは非喫煙者の1.5倍と言われています。たばこの煙の中に複数の発がん性物質と言われるものが含まれていることから、喫煙とがんの関連性は高いのです。中でも肺がんのリスクは高く非喫煙者と比べて、男性では4倍以上、女性では3倍弱となっています。扁平上皮がんと言われるタイプの肺がんでは、男女共に11倍近くのリスクになります。