三大成人病 脳血管疾患
脳出血からの回復
一度損傷した部分の脳の細胞は再生しません。リハビリテーションは残った部分の脳で失った脳の機能を補うか、これ以上の衰えを防ぐため、残った部分を活動させる事になります。特にくも膜下出血での脳の損傷は大変大きいと考えられます。リハビリテーションには、大変長い時間とエネルギーが必要になります。
一般的に、リハビリテーションというと元もとの状態に近い位までの回復を期待する場合が多いですが、脳の損傷の場合は、過度の期待をしないでゆっくりリハビリテーションを続ける事です。薬物療法等が続けて行われる場合が多いので、それと同時に脳出血、くも膜下出血の危険因子を取り除く生活習慣を指導していきます。
脳出血、くも膜下出血どちらにとっても、高血圧は一番の危険因子と考えられています。脳内の血管の持病等ほかの要因がない場合は、高血圧を改善する生活指導を行っていきます。脳内の血管がもろくなってしまうのは年齢と共に避けられないので、高血圧によって、血管が破損するのを防ぐのです。
また、くも膜下出血に対する大変重大な要因のひとつは、喫煙だと考えられています。ほかの虚血疾患と同様、禁煙を実行する事は大変大事な改善となります。実際には、くも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤の原因を特定する事は難しく、危険因子となる、喫煙や飲酒、高血圧や塩分の摂取量等を抑えていくしかありません。
くも膜下出血から2週間以上たつと安定期に入ります。回復期と呼ばれ、この頃にリハビリテーションを始める事が多いです。安定期に入り、リハビリテーションを行う傍ら、様々な危険因子を見直し再発を防ぐ事が重要です。