その他の成人病
糖尿病は血糖値が高くなる病気で、初期には自覚症状はありません。インシュリンと呼ばれるホルモンは筋肉に作用し、血中のブドウ糖を吸収させます。通常、膵臓からインシュリンと呼ばれるホルモンが出ますが、膵臓からインシュリンが出なくなると筋肉に血中のブドウ糖を吸収させる事がない為、血液中の糖分が(ブドウ糖)高いままになります。これがI 型糖尿病となりますが、またインシュリンは正常に出されているのに、その働きが正常でなくなり、筋肉がブドウ糖を吸収しない場合はII 型の糖尿病となります。
II型は中高年に多く、生活習慣に起因するところが大きいのです。ですから、生活習慣、主に食事指導や運動の指導を行います。糖尿病は、三大成人病と言われるもののうち、心臓疾患や脳疾患にも関与しますが、それ以外にも合併症を引き起こす事があります。
糖尿病網膜症は、血糖値の高い血液により眼球内の毛細血管がダメージを受け、最悪失明に至るという病気です。しかし、急激に発症するわけではなく、何年もかけて静かに進行していきます。糖尿病性神経障害は手足の毛細血管がダメージを受けて、感覚が鈍くなり、末梢神経への栄養供給も悪くなることから、免疫の低下にもつながります。
糖尿病で足を切断すると言うのは、この病気になります。糖尿病腎症は、糖尿病が原因となり、腎臓内の毛細血管のダメージで腎機能が悪化する病気です。腎不全となり、人工透析や腎臓移植が必要となる事もあります。
糖尿病の治療は血糖値のコントロールが重要になります。食事で、カロリー制限を行い、運動で脂肪を減らし、インシュリンが筋肉に作用しやすくします。また運動はブドウ糖を消費する目的でも大変重要です。食事や運動だけで血糖値がコントロールできない場合は経口血糖値降下薬を用います。