その他の成人病

高血圧症

高血圧は血管収縮期の最高血圧が140mmHg、血管拡張期の最低血圧が90mmHg以上の状態を言います。この状態が長く続くと様々な合併症が現れますが、数年かかって発症する場合もあり、高血圧の状態が一時的であれば深刻な事態に至らない為、放置されがちです。高血圧の場合、多くは原因が特定できない事が多いですが、高血圧を改善する方法はよくわかってきています。

高血圧は、血管内の圧力が高くなります。老化でもろくなった血管は、通常の状態に比べて高い圧力のかかる血流で更に負担がかかり、様々な血管内の障害を引き起こし始めます。更に血液を送り出す心臓や心筋にも高い圧力の血流は負担をかけます。高血圧と診断されるとまず最初に血管内を流れる血液の改善を行います。

食事の塩分摂取量を抑えたり、塩分を排出しやすいカリウムを多く含む食品の摂取を心がけます。有酸素運動により、血液内のLDLコレステロールの値を減らし、血管内に隆起等が起こらないようにします。肥満も高血圧の要因の一つとされていますので、運動は大変効果的な方法になります。

生活改善を続けるのがまず最初となりますが、3カ月以上続けても効果が見られない場合、薬物療法が併行して行われるようになります。

また、高血圧と診断されたら、気を付けるべき事も出てきます。それ自体ではあまり健康被害がないと思われがちな高血圧症は、実はいつ心筋梗塞や脳卒中を引き起こしてもおかしくない面も持ち合わせています。急に重い荷物を持って力んだり、激しい運動で血圧が上昇した直後に熱い風呂やサウナに入ったり、季節の変わり目に急激な温度変化に順応できなかったりそういう時に重大な病気に移行しやすいのです。